家族が亡くなったらやるべきことについて詳しく解説しています。
  1. 【葬儀後】大切な家族が亡くなったらやるべきこと・必要な手続きまとめ

ご臨終から葬儀までにやるべきこと

ご臨終から葬儀までにやるべきこと
遺体搬送を行ってもらう葬儀社に連絡する
家族が亡くなったらまず遺体にエンゼルケアを施してもらい、通夜までの間に安置しておく場所まで搬送します。これは通常、葬儀を依頼する葬儀社にやってもらうので、まずは葬儀社に連絡をします。事前に葬儀社を決めておくとスムーズですが、突然の出来事だった場合には、ただちに葬儀社を調べ、検討して選定しなければなりません。
死亡診断書を受け取る
病院で亡くなった場合はその病院で死亡診断書を受け取り、自宅など他の場所で亡くなった場合は検死などの死因特定に必要な段取りを経て、死体検案書を受け取ります。
葬儀の段取りを行う
葬儀社と相談して予算内で葬儀のプランなどを決定し、参列者に連絡をします。葬儀に必要な段取りについては、葬儀社が主体となって行ってくれます。
死亡届を提出する
死亡診断書または死体検案書と一緒に死亡届を自治体に提出して亡くなったことを知らせます。
火葬許可証をもらう
死亡届の提出と同時に埋火葬許可申請を自治体に提出し、火葬許可証を発行してもらいます。この許可証がなければ火葬を含む葬儀を行うことができません。

葬儀後にやるべきこと

葬儀後にやるべきこと

葬儀前に行わなければならないのは上記の通りです。以下に葬儀が終わってから、できるだけ速やかに行わなければならない手続きです。

  • □ 年金受給停止の手続き(14日以内 ※国民年金の場合)
  • □ 介護保険資格喪失届け(14日以内)
  • □ 住民票の抹消届(14日以内)
  • □ 雇用保険受給資格者証の変換(1ヶ月以内 ※雇用保険を受給していた場合)
  • □ 国民年金保険の死亡一時金請求(2年以内)
  • □ 埋葬料請求(2年以内 ※健康保険加入者の場合)
  • □ 葬祭料・家族葬祭料請求(2年以内 ※船員保険加入者の場合)
  • □ 葬祭費請求(2年以内 ※国民健康保険加入者の場合)
  • □ 高額医療費の申請(対象の医療費支払いから2年以内 ※70歳未満で医療費の自己負担額が高額の場合)
  • □ 遺族年金の請求(5年以内)
  • □ クレジットカードの解約
  • □ 電気・ガス・水道・NHK・インターネットなどの利用停止
  • □ 生命保険金の請求(3年以内)

役所に届け出なければならないものはそれぞれ期限が設定されているため、過ぎてしまわないよう速やかに行う必要があります。また、クレジットカードの解約や1人暮らしだった場合は電気・ガス・水道・NHK・インターネットの利用停止や解約なども忘れずに行わなければなりません。

相続に関する手続き・やるべきこと

相続に関する手続き・やるべきこと

故人が残した財産がある場合には、相続に関する手続きをおこなわなければなりません。それぞれ必要な手続きは以下の通りです。

  • □ 遺言の調査(発見した場合は家庭裁判所で検認を受ける)
  • □ 財産の調査(発見した財産について評価額を付した目録を作成する)
  • □ 相続の放棄(相続を放棄する場合は、3ヶ月以内に申請を行う)
  • □ 所得税準確定申告・納税(4ヶ月以内 ※自営業または年収2,000万円以上の給与所得者であった場合)
  • □ 遺産分割協議書の作成(作成した財産目録から相続に関して協議した結果をまとめる)
  • □ 預金などの名義変更(遺産分割協議書および遺言書に則って名義変更手続きを行う)
  • □ 不動産の相続登記(遺産分割協議書および遺言書に則って名義変更手続きを行う)
  • □ 相続税の申告(10ヶ月以内 ※遺産総額が基礎控除を超えている場合)

相続すべき財産の有無をまず調査した後、遺言がある場合はそれに従って相続するか、分割して相続するか、放棄するかなどを決定し、その旨に沿った手続きを行う必要があります。

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